おうちで ビーン・トゥー・バー
どうもこんにちは。自動車学校の修了検定に落ちました。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
近頃、「ビーン・トゥー・バー」が流行している。あのピエールマルコリーニも言っていたはずだし、身近なところで言うと明治 ザ・チョコレートとか。端的に言うと、「カカオ豆の段階からこだわってチョコレートをつくっている」ということらしい。ほう。
バレンタインデーも近いことだし、実際にビーン・トゥー・バーを家でやってみた。(何番煎じだよ、というツッコミはなしの方向で)
1.カカオ豆を仕入れる
カカオ豆はそこらへんのスーパーでは手に入らない。というわけでネット通販で仕入れた。
↑こちらのサイトで 250g 1400円だった。
グレナダ産、聞いたこともない国だ。(この時点でビーン・トゥー・バーが破綻しているとか言うなよ)
そして、この時点でピエールマルコリーニが買えそうである。
カカオ豆の横に写り込んでいるのも材料で、真ん中がカカオバター、右がお砂糖。こちらもなかなか高かった。
2.カカオ豆をローストする
カカオ豆をばらばらと並べ…
オーブンにぶち込み120℃の温度で焼くこと30分。
…変化がよくわからない。
3.カカオ豆の殻を剥く
カカオ豆はこのままでは使えない。殻を剥かなければならないらしい。
思っていたより割と簡単に剥けたけれど、数の暴力には勝てなかった。これだけで1時間強はかかった。
皮を剥くとこうなる。
4.すりつぶし祭り
こいつらをひたすらすり鉢ですりつぶす。
やがて細かくなっていき…
さらさらの粉末状に。(ここまですりつぶすのに約2時間弱)
まだまだ荒いので、もっとすりつぶす。すると
なんかチョコっぼい…?
ここまでやって飽きた。ギブアップ。
5.他の材料を加えて湯煎する
さて皆さんお馴染み手作りチョコレートの作業! 湯煎!
これでやっとチョコレートらしくなってくれるのか?
期待を胸に湯煎を続けていくと…
oh…
チョコとウ○コの夫婦から産まれた子どもみたいになった。
これじゃあさすがにまずいので、カカオバターを加えてまたひたすら湯煎。
チョコレートやんけ! これは誰がみてもチョコレートや!!(ここまでで約6時間経過)
6.できた
ビーン・トゥー
バー
記事では省いたテンパリングなどの工程は適当にやったが、それでもなかなかにチョコレートらしくなった。
味も完全にチョコレート。しかし何しろすり鉢。食感がこの上なくざらざらだ。発展途上国のチョコレートっぽい(そんなの食べたことないけど)。
お菓子や料理は手間をかけた分だけうまくなるというが、チョコレートの場合は「手間と金がめちゃくちゃかかってしまう上にうまくなる限界が明らかに低い」である。得たものよりも失ったもののほうが大きかった気がする。もう一生やらない。
しかし逆に言えば、チョコレートを作るのにはものすごい労力がかかっているということだ。安くて数十円で買えてしまうチョコレートだが、僕たちはもっとチョコレートに感謝すべきだということに気がついた。
カカオ豆、まだ半分余っています。ビーン・トゥー・バーに挑戦したいという奇特な方はご一報ください。譲ります。
バレンタインデーのチョコレートも募集しています。よろしくお願いします。
チョコレートに感謝。それでは。
チョコレートの作り方は
カカオ豆からチョコレートを作ってみる by おーさかや [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが259万品
こちらを参考にしました。